Netflix10年ぶり会員数減は問題なし!?秀逸AIレコメンド

Netflixの凄いレコメンド機能 IT関連NEWS

Netflixが2022年第1・四半期の契約者数が20万人減の2億2160万人で、約10年ぶりの減少だったとのニュースを見て、成長を続ける巨大エンタメ企業の凄さを改めて感じた人は多いのではないでしょうか?私自身、Netflixとは約4年間利用し、ほぼ毎日のように新しい動画をこのサービスを通じてみています。このNetflixにもAIが使われていることをご存知でしょうか?実は、おすすめに出て来るレコメンド機能にAIが使われているんです。

探すのを忘れる秀逸なNetflixのAIレコメンド機能

普段、インターネットで欲しい物・調べたいものは、検索して探しますよね。検索することで上位から1つずつページを見ていきながら、自分にマッチした内容を見つけるという行為は、インターネットが普及し出した2000年頃から変わらない人間の行動となり、今では子供からお年寄りまで年齢・性別問わず行われてます。

検索不要のNetflixのAIレコメンド機能

「探すことを忘れてしまう」と言っても、全く過言ではないNetflixのレコメンド機能。実際私も、9割はTOP画面に表示された「あなたにイチオシ」や「・・・・・をご覧になったあなたへ」に出て来るサムネイルを見て、次に試聴する動画を選んでいます。使っていて検索をするという行為がほぼ不要なのは利用者ならわかると思いますが、試聴する動画の検索を忘れさせて次の動画を推薦してくれるNetflixって本当にすごいレコメンド機能を備えているんだなと思います。

この手の動画サービスは多くの種類の動画を提供されており、1つ目的のものを見終わった後、また新しいものを見たいなと思っても、探すのに時間かかりますよね?なんとNetflixの再生される動画の約8割はレコメンド経由。これは驚異的な数値だと思いますが、確かに体感的にも同じぐらいかそれ以上をレコメンドから視聴しているので、驚きはあまりないです。

パーソナライズ化されたサムネイル

毎日のようにNetflixを見てる私は、私の思考にマッチした表示されるリストの中から、次に見るもの・その次に見るもの・いつか見るもの・これは見ないだろうなというものを無意識に考え見ていることに気づいたきっかけがあります。それは、サムネイルがいつの間にか変わっていることにふと気づいたことがきっかけです。

ネット販売に関して、サムネイルは購買意欲を高めるのに非常に重要な情報。美しく見えるものや、その機能がわかるものなど、サムネイルを最適なものに変えるというのは、どこのサイトでも見かける行動。ただ、Netflixでは、サムネイルが試聴する動画の思考パターンに合わせてパーソナライズ化されており、「これは見ないだろう」と思っていた作品のサムネイルが、自分の思考にマッチした色やデザインに変わることがある。重要な情報源のサムネイルが興味を引くものになっていれば、今まで無意識に遠ざけていた作品でも気になりクリックしてしまうことがあります。クリックし、実際に最終話まで見た作品もいくつかあります。

また、複数の動画配信サービスを利用したことがある方は、感じたことがあるかもしれませんが、Netflixのサムネイルが並んだ様子は、何か規律性があり、スマートな印象を受けます。ジャンルが違うものが並んでいても、私の端末では印象深い人物がアップで写っている画像が並んでいることが多く、多分それを無意識に選んでいるんだと思います。無意識の中に入り込んでくると思うと、少し構えてしまいますが、毎日の様に使っているのはそれなりに理由があるのだなと、改めてNetflixの秀逸なAIレコメンド機能の素晴らしさを感じます。

「Netflix20万人会員減」のニュース記事で気になる点

既に2億人を超える会員数のNetflixからすると、大した減少ではないと感じましたが、よくよく考えてみると、10年間増え続けたからこそ株価も2021年後半まで好調、そしてコロナ巣篭もり需要もあり頻繁にNetflixの情報を見る様になりました。

それでは何故続いていた増加がSTOPしたんでしょう?そのヒントは下記サイトに掲載されていました。

Netflixはこの10年間で初めて加入者が減少した。その数は、今年に入って最初の3カ月間で総計20万人にのぼる。経済勢力のシフト、他ストリーミング・プラットフォームとの競争の激化、ウクライナ紛争の影響によるものだ。この発表に加え、同社は第2四半期(2022年4~6月期)に200万人の契約者を失う見込みだと警告し、4月19日(現地時間)の時間外取引で株価は20%以上下落した。

https://toyokeizai.net/articles/-/583588

やっぱり、戦争も影響あるんですね。しかも、次の第2四半期も200万人の契約者を失うとあリますね。昨年末から株価の落ち込みがすごいのって、もしかしたらNetflixの頭打ち感が出ていたからなのかな?とも推測してしまいます。個人的にはまだまだ見たいものがたくさんありますが、集中して一気に見終わった後は解約という方も多いのかもしれませんね。また、最近の記事でこんなものも見つけました。

デロイトの最近の調査によると、アメリカでは加入者の解約率が37%に達しており、コストの問題や新しいコンテンツがないことを理由に消費者がサービスを解約しているという。

https://toyokeizai.net/articles/-/583588?page=3

アメリカ・カナダの会員数は全体の3割以上あり、ヨーロッパやアジアといったエリアに分けた場合の会員者数としては一番多い。そのアメリカで37%も解約しているということは、いくらアジアで稼いで新規を会員を増やしても、パイの大きなアメリカ・カナダエリアの減少補填にはならないですよね。

サブスクサービスは、月定額で、こと動画に関しては月1,000円程度と気にならない額なのと、利用頻度が高ければお得感まで感じる値段。Netflixを今の所使っていく予定ですが、しばらく使ってないAmazonプライムや既に退会したHuluも数年利用していないサービスも、知らないうちに使い勝手が良くなっている可能性もあるので、今度試しに使ってサブスクの見直しもどこかで考えていこうかなと、今回のニュースを見て思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました