アレクサを育てる②|会話・音声履歴などアクティビティをフィードバックする

AI・ロボット・ドローン

アレクサを話しかけ育てる内容を以前ご説明しましたが、実はアレクサは細かなセルフメンテナンスによって育ち方が変わってきます。人工知能(AI)は、自ら学習することが大きな特徴。アレクサの場合は、会話経験から学んで、最適な回答を返してくれます。会話することで情報を蓄積していきますが、その会話した音声情報をアレクサは持っていて、ご主人様(ユーザー)側で管理することが可能です。

会話・音声履歴などアクティビティを管理しよう

アレクサと話をした会話情報は、全てAlexaアプリの「その他>アクティビティ>音声履歴」で確認ができます。今回はこの「音声履歴」をどう管理することで、アレクサを育てることができるのか、具体例も交えて、話していきます。

音声履歴・アクティビティをフィードバック

上記で説明したアクティビティ・音声履歴を確認する箇所で、その回答が満足いくものだったのか、そうでなかったのかをフィードバックすることで、アレクサの認識制度が向上します。

フィードバック前と後の変化に関して

今回、沖縄のおすすめ観光地を聞いてみたところ、最初このような反応が返ってきました。

上記のように、こちらが考えている内容と大きく異なる回答が返ってきた場合、フィードバックをすることでアレクサを育てていこうと思い、👎で質問のフィードバックをした。引き続き様子を見ながら、、進めていこうと思い、何度か同じ質問をしてみた。

何度か同じ質問をして、返答結果が全く変わらない・・・。これは何か違う手を考えねばと思い、アレクサ自身に好きな沖縄観光地のことを質問して見た結果、沖縄の観光地には、沖縄美ら海水族館、万座毛、首里城公園、ナゴパイナップルパークといった聞き慣れた観光地の名前が返ってきた。この結果を👍とし、フードバック。

そして、最初の質問をすると、上記の質問の答えと同じ返答が返ってきた!!すごい、アレクサがフィードバックを読み取り、質問の返しを変えてきた瞬間を目撃した。人間だけでなく、人工知能も成長するんだなと実感した場面に出くわし、少し感動。

フィードバック方法(iOS・Android共通)

スマホアプリの「Alexaアプリ」からアクティビティ・音声履歴を確認し、フィードバックする方法をこちらで説明します。フィードバックをすることでアレクサは学習しより正しい反応を返すようになります。なお、iOS(iPhone)・Android共にアプリの表示は同じです。

Alexaアプリを立ち上げる

まずはスマホからアプリを立ち上げましょう。アレクサを使っているならこのAlexaアプリはインストールされているかと思います(もしここでインストールされていないのであれば、iOSであればApp Store、AndroidであればPlayストアからインストールしてください)。どちらも同じ見た目のアプリです。

その他>アクティビティへ移動

アプリを起動後、iOS・Android共に下部右下に「その他」という項目があります。その他を押すと、画面が切り替わり下の方に「アクティビティ」へ移動できる箇所があるのでクリックします。

アクティビティ・音声履歴の詳細を確認しフィードバックする

アクティビティと音声認識に関してはタブで切り替えができます。アクティビティの方は、ご主人様(ユーザー)の音声での指示が活字で表示され、それにより起動したアプリや反応した内容がわかるようになっており、内容によっては回答した情報元のソースも確認することができます。音声認識に関しては、ご主人様(ユーザー)の音声での指示・アレクサの反応が活字だけで表示されます。

どちらからでもフィードバックが行えるようになっており、アレクサの返答がどうだったのかをフィードバックすることで、アレクサの精度を上げることができます。単純に会話だけを行なっていても、間違った回答をそのまま放置すると、アレクサはそれが正しいと判断してしまうので、アレクサを育てるなら、このフィードバックは必ず行なったほうが良いです。

まだまだ育成方法はある!次のチャレンジについて

会話・音声履歴、アクティビティのフィードバックをすることでアレクサが育ちやすくなることをこちらで説明しましたが、他にもアレクサを育てる上で行いたいことはあります。

今回までは1つの質問に対して、1つの回答を得て終わっていましたが、実は、アレクサから回答をもらった後も続けて話を継続することもできるんです。これについては次の話でまとめていきますが、会話継続モードというものがあり、その機能を使って行います。

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